プロポリスの抗酸化作用
プロポリスを摂取することで、人体においても、強い抗酸化作用が認められています。
プロポリスはミツバチが多種多様な樹木・植物から樹脂や花粉を採集し、自らの分泌物と結合させて作る物質です。
粘着質で蜂ヤニともよばれ、ミツバチたちは、主に巣の補強や殺菌のために利用します。
抗酸化作用といえば、活性酸素を除去する力として注目を集めています。
活性酸素は呼吸で体内に酸素を取り入れることで生成されます。
特に激しい運動の後など呼吸量が多くなると多分に発生します。
活性酸素は本来免疫機能の一部であり、体内に侵入した菌やウィルスを攻撃する役割があります。
しかし活性酸素が過度に生成されるようになると、健康な細胞にまで作用してしまうのです。
活性酸素によって細胞が酸化すると、細胞は金属と同じように錆びついた状態になります。
錆びた細胞はスムーズな代謝ができなくなり、それが老化に繋がるのです。
細胞の老化は体の内外の老化を促進させます。
内臓機能の衰えや外面的な老化も引き起こし、特にシミやしわなど、肌の衰えには直結しています。
この過度に発生してしまった活性酸素を除去してくれるのが、抗酸化作用をもったプロポリスなのです。
活性酸素を除去して細胞の酸化を防げば、若々しい肉体を保つことができます。
抗酸化作用がある成分としては、ポリフェノールの一種であるフラボノイドがよく知られています。
そしてプロポリスは、数十種類のフラボノイドを含有しているのが確認されているのです。
それではなぜプロポリスは強い抗酸化作用を有しているかというと、それは原料になっている植物の性質に由来しています。
植物は動物と違い、自らの意思で移動をすることができません。
つまり強い日差しも、照り付けるままに浴び続けることになりますが、紫外線を受けることによるストレスでも活性酸素は発生するのです。
日差しを避けられない植物は、自ら活性酸素の発生を抑えたり、抵抗する術をもつ必要があるのです。
そのため植物を原料にしたプロポリスにも、強い抗酸化作用が備わっていると考えられます。