プロポリスってどういう意味?
プロポリスはミツバチが生成する物質の一つであり、健康効果や抗菌・滅菌作用から注目を浴びています。
それではあまり馴染みのない響きである「プロポリス」という名前。
このプロポリスという言葉の意味は、プロポリスが担っている役割と密接に関わっています。
プロポリスは樹液や木の芽、花粉など、様々な植物を由来とした原料を元に生成されています。
ミツバチがこれらの材料を収集し、自分の唾液と混ぜ合わせながら咀嚼していくことで、粘り気のあるプロポリスを作り出すのです。
上記のように抗菌作用があることから、プロポリスは主に、蜂の巣内を清潔状態に保つ役割を担っています。
壊れかけた部分の修正や、巣の補強を行い、至る所にプロポリスを設置することで、無菌状態を作り出すのです。
また無数の穴が開いた蜂の巣はイメージしやすいと思いますが、その巣の出入り口も、プロポリスで固められているのです。
大きな穴にプロポリスを塗り重ねることで、入口の道幅を狭く制限するのです。
プロポリス塗布後に残されるのは、蜂がようやく一匹通れるくらいの細い穴です。
何故出入り口を狭くするかといえば、ギリギリの大きさの穴を通る際に、蜂の体が必ずプロポリスに接触するようにするためです。
プロポリスに体を擦り付けることによって、外で蜂の体に付着したウィルスや雑菌を取り除くことができるのです。
加えて入口が小さいことで、外敵が巣の中に侵入してくるのを防止することも可能なのです。
このようにプロポリスは、巣の中を清潔にすることや、外敵の侵入を防ぐために活用されているのです。
さてそれでは、プロポリスという名前についてです。
プロポリスのプロは、前衛を守るという意味。
そしてポリスには「都市」という意味があります。
蜂たちにとっての都市といえば、自分たちが作り上げて生活をしている「巣」に他なりません。
つまりプロポリスとは「巣(都市)を守る」といった意味なのです。
プロポリスの役割を知れば、少し変わったこの名前にも納得ができます。